越前三国屋のブログ

越前そばの店舗紹介や越前そばのネットショップ
紹介などを案内します

福井県から直送の越前そば

当店の蕎麦粉は勿論、福井県の粉屋さんより直接仕入れています。
それも、石臼で挽いた越前そば粉です。


最近は、各店舗で自家製粉を謳い挽きたてを提供するそば屋さんも
多く見かけます。無論、そばの三原則、挽きたて・打ちたて・茹でたて
の3たては最も大事だと思います。ただ、私見ですが、当店の場合
福井から直送してもらっているのは、粉の事は粉屋さんにまかせる
方がより良いのではとの考えがあります(挽きたてではありませんが)


なぜならば、当店お付き合いの粉屋さんは、創業130年余の歴史
があり、それもずっと石臼挽きにて粉屋を営んでます。
その粉屋さんの理念にもありますが、生産するそば粉に合わせて
石臼の回転速度を設定し、そば粉の特徴を最大限に引き出す事や
原料(玄そば)にあった石臼を選択する事や、メンテナンスを
しっかりする事が
あります。特に、石臼の場合難しいとされているのは
メンテナンスにあると言われています。いわゆる目立てといわれる
もので、この目立てこそがまさしく職人の仕事であると言えます。


勿論、石臼挽きの自家製粉をされてる店舗もそれなりの準備から
メンテナンスまでを行っているとは思いますが、私の場合は、
そこまでの対応をする自信はありません。その他の業務もあり、
それなら職人である粉屋さんにその部分は任せようと考えました。


石臼挽きの蕎麦粉は、機械挽き(ロール挽き)に比べて粒子が均一でない
のでばらつきがありますが、そのバラつきこそが食感として
心地よさとなり、又、熱が出にくいため、味や香りを損なわないという
メリットがあります。


機会があれば、是非、一度、当店使用の石臼挽きの越前そば
堪能してみてくだされ!


福井名物水ようかんは夏ではなく冬の風物詩??


今日は越前福井の冬の名物である水ようかんについてのお話


実は、随分後から知ったのですが、一般的には水ようかんと言えば
夏の食べ物だという事を。
福井では寒い季節になる11月下旬頃からスーパー等に出回ります。
特に、真冬に炬燵などに入りながら皆で水ようかんを食べるのが
福井の家庭では当たり前の事です。


それと福井の水ようかんは長方形の箱に大凡12切れ程入っており
夏場によく見かける個体の水ようかんとは全く違います。


大学生の頃、東京に居たのですが、冬場に水ようかんが食べたくて
スーパーへ買いに行った所、どこのスーパーにもなく、東京では
ほとんど水ようかんを食べないのかなと思っていましたその当時は。


ところがどっこい、一般的には夏場に水ようかんを食べると知って
ビックリしたのを今でも覚えていますが、よく考えれば、マイナーな
福井の食習慣の方がよっぽど特異ですよね。ああ、水ようかんが
食べたい!食べたい!

(下記写真は福井県ドットコムより引用しています)

福井の冬の風物詩 水ようかん

愛媛と越前福井の気候の違いって

こんばんわ!今日はひどく寒さが厳しいですね。

さらに、明日からもっと寒くなるみたいですが、

皆様、体調管理には充分に気をつけてくだされ。


ところで、今日は、この寒さについてのお話です。

ここ今治で暮らす様になって14、15年になるので

すっかり四国の気候に慣れっこになってしまいましたが、

越前福井はじめ、北陸の冬はもっと寒さが厳しかった

と記憶しています。


まず、冬場はほとんど晴れ上がる日がなく、どんより

した毎日です。子供時代の事なのでLLTAG(昔昔)ですが、

私が暮らしていた福井県三国町という所は、今治と良く

似ていて海辺の小さな町でした。海側なので比較的雪は

少なく積もる事もあまりないのですが、(当時は町が

お金持ちだったので主要な駅前道路には雪を溶かす

設備があったのを記憶しています)2月にどかんと大雪が

よく来ました。その時は長靴を履いて暴風の中、登校した

のを今でも覚えています。その時の寒さは尋常じゃなく

今でも脳裏に焼き付いています。


又、海沿いの道路なんかは半端じゃない波が寄せてきて

場所によっては通行禁止にもなっていたような記憶があります

ご存知ですか?波の花って

日本海側では、冬場の波しぶきが半端なく岩を直撃するので

白い花が咲いているように見えるところから波の花と呼ばれています。


今治付近なら菊間の海岸沿いで冬によく波しぶきが車を直撃

する事があるかと思いますが、あんなものではありません。

もっと半端ない波が押し寄せる様は恐怖すら感じますよ。


子供時代に確か社会科だったと思いますが、四国の気候は、

瀬戸内海気候で年間の降雨量が最も少ない地域だと習った記憶

があります。まさか、その当時はここ今治に住むなどとは

夢にも思っておりませんでしたが・・・・


いずれにせよ、冬は寒いのですが、その住んでいる地域の寒さに

人間の体ってかってに順応してしまうのかなと思います。


冬将軍をぶっ飛ばせ!          三国屋佳雄でした。